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青森 しゃこちゃんの故郷 亀ヶ岡遺跡

20151024青森1

♪上野発の夜行れぇっしゃ 降りたときから~
  あ~お森っ駅ぃは・・・・ 

20151024青森2

雨です。



あ、
ども にぽぽです=*^-^*=


金曜日、
仕事の山と残業してくれている部下を見捨てて東京発19:20の“はやぶさ33号”に飛び乗り、首をガックンガックンさせて爆睡しながら新青森に到着したのは22:30。

翌朝目覚めて、「ぐっ~にん、あおもりぃ」とハイテンションで部屋のカーテンを開けたら、雨でした。
さすが、雨女にぽぽ。



青森第一日目の目的地に向けて、青森駅からJR奥羽本線に乗り込み川部へ。
川部から五能線に乗り換えると、車窓からは一面、りんご、りんご、りんご!

20151024青森3

♪りぃぃん ごぉぉぉ~の故郷はぁ、 きたぐぅぅにの は てぇぇぇ~ 

と、美空ひばりさんの『津軽のふるさと』が頭の中でぐるぐるリフレイン。
その山肌にりんごを抱いて、夢見せるはずの美しい岩木山も、どよ~んと薄霧の果て。


1時間半、電車に揺られて到着しました。

20151024青森4

木造。

20151024青森5

ここは、太宰治の「父が生まれた土地なのである」 

20151024青森6

にぽぽの旅の目的は、太宰。


じゃなくて。

20151024青森7

縄文が、まだ、 熱いっ!(にぽぽの中でだけ)


縄文の里 木造!!

20151024青森8

縄文時代といえば、誰もが思い浮かべる遮光器土偶。
THE JYOUMON!のしゃこちゃんは、ここの生まれなのであります。

♪しゃぁこちゃん~~の故郷はぁ、 きたぐぅぅにの は てぇぇぇ~ 


駅もしゃこちゃん、マンホールもしゃこちゃん。

20151024青森9



タクシーに乗り込み、しゃこちゃんの生家である“亀ヶ岡遺跡”へ向かいます。

20151024青森10

降ったり、薄日が差したりの繰り返しの天気。
木造駅に着いた時には、雨もやんでいたので、「これなら亀ヶ岡遺跡の辺りを思う存分、うろつきまくれるかも!」と、高まる期待感。


20151024青森11

にぽぽの目論見とはうらはらに、亀ヶ岡遺跡跡である“しゃこちゃん広場”に着いた時には、びっくりするぐらいの豪雨で、タクシーから出ることもできないありさま。


20151024青森12

しゃこちゃん銅像は、津軽平野を眺めて建っていて、その背後は丘陵になっています。
ここも平野に面した台地の突端に造られた、縄文時代の典型的な村ということがわかりました。

亀ヶ岡遺跡は、元和8(1622)年に津軽藩の2代目藩主・津軽信枚が城を築こうとした際に、土偶や土器が出土したことで発見されたそうです。
徳川2代将軍・秀忠の時代です。

この地区には湿地帯が多く、築城の際に地面に木を敷いて道路としたことから、「木造村(きづくりむら)」と呼ばれるようになったそうで、その湿地の中に多くの遺物が眠っていたのでした。

お城は、徳川幕府により一国一城令が出されたため、完成を見ずに廃城となりましたが、ここから発掘されたものは芸術性の高さから「亀ヶ岡物」と言われ好事家に喜ばれ、一万個以上の完全形の土器が乱掘りされて売られたらしいです。
遠くオランダまで売られたものもあるとか。Σ(||゚ロ゚)ヒィィィィ なんてこった・・・・


亀ヶ岡遺跡の出土品が展示されている“縄文館”へ。

20151024青森13

“縄文館”は、二階建ての小さい町の公民館のような佇まいで、お城が建つ予定だった丘の上にあります。



20151024青森14

展示室はこじんまりと一室。
ここの展示物はほとんどが畑作業の中で出てきたものを大事に保管していたなどの、個人所有のもの。

日本の考古学は、出土品重視で始まって、出土品を出土状態や遺構と合わせて調査することの重要性が認識されたのは昭和も半ばを過ぎてからだったらしい。亀ヶ岡遺跡は発見が早かっただけに多くの出土品が持ち出されてしまったことが残念すぎる。

本来ここにあるべき遮光器土偶のしゃこちゃんも、個人によって掘り出されたものを文化庁が買い上げて、今は上野の国立博物館に展示されている・・・。
しゃこちゃんは、故郷に帰りたがっているに違いないぞ。

生活跡や遺構の調査は未発掘であるということなので、今後の調査で驚くような縄文時代の遺構が発見された折には、ぜひに縄文テーマパーク的に遺構を保存して、しゃこちゃんを故郷に返してあげて欲しいものです。


しゃこちゃんはいないけど、展示されている出土品は、それはそれで素晴らしい!

20151024青森15

頭のない土偶ではありますが、これなんて、文様が美しすぎる。



20151024青森16

     20151024青森17

明らかに遮光器土偶とは時代が違うのだろう、こっちの土偶も、なにやら魂に訴えかけてくるような迫力がありますよ。
出土状態の説明も、学術的説明も何にもないので、なんだか芸術品を見るような感覚。



お城を作る際、丘から甕がたくさん出てきたので「亀ヶ岡」と呼ばれるようになったという名前の由来の甕。

20151024青森18

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ほとんどが継いだ形跡が無いような・・・完全形?!


20151024青森20

これなんて、にぽぽの好み( ̄▽+ ̄)キラーン



植物の入った土器

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人の営みを感じられる出土品ですよね。



赤漆で塗った土器。

20151024青森23

縄文時代に漆製品があったなんて、知らなかったよ―――w(゚□゚)w


これは「赤漆塗り壺型土器」

20151024青森21

しかも、この形ったら美しすぎ。



こっちは「赤漆塗り皿型籃胎漆器」

20151024青森24

竹などの植物で編んだ籠に漆を塗り重ねもの。
土器じゃない?????
漆器が縄文時代にすでにあったのか?! すごすぎて眩暈がしてくる(((。o゜)))



「赤漆塗り骨製垂飾品」 

20151024青森25

垂飾というのは、ペンダント?



20151024青森26

耳飾りは、多摩センターでも同じような形のものを見たけど、ここのものは赤漆塗り!


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20151024青森28

石の原石を丸く加工するのに使った砥石。
これは、出雲に行ったときの松江市立出雲玉作資料館で見たもの(2015年2月15日の日記⇒神話の里出雲 古代の玉作り工房を訪ねて)と同じ!


20151024青森29

こんな風に加工してアクセサリーを作ったんですね。

20151024青森30

にぽぽが小学生の時には、縄文時代は食べ物を得るのが大変だったというように習ったけど、オシャレをする余裕があったなんて。
静かな、静かな亀ヶ岡の“縄文館”で、にぽぽ一人、興奮しまくりなのでした。



待っていてもらったタクシーに再び乗り込み、木造駅の方へ戻る。

20151024青森31

道路の両脇は田んぼ。
そして道路わきに連続している電柱には街灯が無い!
ということは、この道は夜は真っ暗・・・なんだろうね、などど考えているうちに、“つがる市縄文住居展示資料館カルコ”へ到着。

20151024青森32


入り口を入ると突然に大きな木の柱と竪穴住居がドーーーーン!

     20151024青森33

一階部分はほぼ、この住居だけ。
住居の中には縄文人のご夫婦がいて
「ナムタチタライチョ(あなた達は) インズクヨリキタリチモノチョ(どこから来たの)
アハハハハ(笑) チャンゴチャ(ゆかいゆかい)
 マンズ ユルルカニ(まあ ゆっくり) ミチュキタマビア(見ていって下さい)
アンガ ツクユタチ(わが友よ)」
と、突然にしゃべりだして、にぽぽを激しくビビらせてくれました。


それと、しゃこちゃん!

     20151024青森34

のレプリカ。
レプリカなのに、完全にガードされて本物のようだね。


二階部分は、亀ヶ岡他、つるが市近郊で発掘されたものを展示してあります。
土器の特徴で分類してある一角がありまして、

20151024青森35

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いくつかある文様のうち、アイヌの文様に似てる気がする「大洞BC式 羊歯状文」が一番好みだった。
にぽぽは、こういうフォークロアに接すると血がざわめくようななつかしさを感じるのであります。(2010年8月21日の日記⇒フォークロアファッション)


20151024青森37

さらにこれなんて、このまま持って帰って、お香を焚きたいぐらい。
縄文時代に見つかったものなんですよねぇ。美に対してすごく高い意識があったんだわねぇ。



血をざわめかした後は、騒ぐ腹の虫をなんとかすべく、資料館に併設されている“四季彩喰処華かるこ”でお昼ご飯。

お店はすべて靴をぬぐ個室になってて、食事処というより居酒屋さんのよう。
お酒が進みそうなメニューもたくさん!

そんな中、とっても素敵なものがあったので、注文!


20151024青森38

どんっと、縄文土器のような器の一番上に、うどんと天ぷらが乗せられて運ばれてきました。


パカっと、二段目には、地場産品をつかった料理の小鉢類。

20151024青森39

さらにパカっと、最下段に、これでもか! と、とどめのシャコちゃんごはんがあるんです。

20151024青森40

これぞ「シャコちゃん縄文弁当」

出発前に、ネットで見ていたのですが、予約が必要ってなっていたのあきらめていたもの。
用意できますよーと言っていただき、食することができました~~!

小鉢がどれも美味しかったし、うどんも、にぽぽの地元で売ってるものとちょっと違ってた。
大満足だ。



行きはタクシーでバビュってしまったので、駅がわからず、お店の方に聞いたら、歩いて10分そこそことのこと。
雨もやんでいたので、腹ごなしを兼ねて歩くことに。

20151024青森41

道路にそって一面サッシ?
中に入ってみると、なるほど!
太宰治が『津軽』の中で「木造は、コモヒの町である」と書いている、これがコモヒなのね!!

20151024青森42

コモヒは豪雪の北国特有の設えで、店の軒を通りまで張り出した回廊のことなんだそうです。
昔はこんな風にサッシじゃなくて木で囲まれた通路だったのかなぁ。
江戸の頃、明治、大正の頃、夜に灯りはともっていたのかなぁ・・・・灯っていても暗かったろうしね。
時代を超えての一時期、東京の同じ街に暮らした太宰(2008年9月7日の日記⇒三鷹 玉川上水の散歩道)と、青森に旅して会うというのも、なんだか感慨深い。

太宰の小説は、ほとんど読んだことがないけど、こんどじっくり読んでみようかな。



街並みには、古くて立派な建物も残っていて、こちらは酒屋さん。

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最近見かけなくなった塩の看板。専売制だった頃の名残。

     20151024青森44

そして軒下に半鐘。

生活に欠かせないお米やお酒を扱うお米屋さんや酒屋さんが、地域の重要な役目を果たしていたんだろうなぁ~とか、昔ながらのコミュニティとかを考えながら歩いていたら、目の前のドン突きにしゃこちゃんが見えてきました。

20151024青森45


木造駅に着くと、青森に戻る電車は行ったばっかり。
次は1時間後?!

げーっと思っていると、駅員さんが臨時便があることを教えてくれる。
駅員さんといっても、定年を過ぎた年齢と思われるお父さんが一人きり。

臨時便は全席指定だというので、指定が取れるか聞いてみてくれるという。
パソコンとかじゃなく、問い合わせ。
そして手渡してくれた切符には、ものすごくきれいな字で、木造 青森 座席番号が書かれていて、その丁寧さにジーンとしてしまった。

駅員のお父さんと、お客はにぽぽだけ。
寡黙なお父さんと電車を待つこと、会話もなく30分ぐらいを過ごす。


もう少しで電車が来るというタイミングで、お父さんがわざわざホームに追いかけてきて、
「川部で乗り換えだからね。」 と、まるで親戚の子に言うように声をかけてくれて、またもやジーンとしてしまったのだった。


まるで、お父さんに見送られて、故郷から東京に出ていくような切なさを感じて電車に乗り込んだとたん、

20151024青森47

車内は、にぎやかに三味線がかき鳴らされ、ふくふくしたおばさまが、満面の笑顔で
♪いやさか いやさかさーーーー
と津軽民謡を披露しておりました。


にぽぽは乗り込んだのは、車内で行われる“津軽三味線”の演奏や“津軽弁語り部体験”が人気の“リゾートしらかみ”なのだった。

20151024青森48


木造から川部まで、思いもよらず楽しひと時を過ごしたのでした。

20151024青森49

にぽぽ興奮の縄文旅ははまだまだ続きます。


今日も最後まで読んでくれて、どうもありがとう~~~ヾ(^∇^)
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東京の西のはじっこに住んでいます。
お散歩したり、まったりしたり、美味しいもの食べて喜んだり。

2010年 江戸文化歴史検定3級・2級合格。
2014年 新選組検定3級・2級合格。
たまに歴史と新選組のオタク日記になります。

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